高齢者の自動車保険が値上がりします。事故多発を受けて。

東京海上日動火災保険が17年4月以降契約において、70歳以上の自動車保険の保険料を値上げすることになりました。
高齢者の保険料値上げは1年半ぶりと言うことですが、昨今の高齢ドライバーによる事故が多発しており、またその事故の被害も大きなものになっていることを考えれば致し方ないのではないかと思います。

自動車保険の保険料は、過去の事故歴なども考慮されて決まってきます。
事故を起こして保険金が支払わると、次の自動車保険の保険料が高くなる仕組みになっています。
高齢になれば、判断力や反射能力に衰えが出てきます。
実際、損害保険料率算出機構によると、70歳以上の事故リスクは、最も低い50歳代の1.27倍にも上っています。
今までは、特定の年齢層だけ自動車保険の保険料を上げることは、優良ドライバーに不公平感が出ることや客離れが進むことを懸念して上昇幅は小さなものになっていました。
しかし、高齢ドライバーの事故リスクは高いものとなっているため、今回の値上げへと踏み切った形です。

自動運転技術の向上により自動車事故が減少していくことも予想されますし、運転免許証の更新時にも自動車運転への適性検査がされていけば、将来的には高齢ドライバーの事故リスクは下がってくることも考えられます。
しかし、即効果が出るとの期待は薄いと思います。

損害保険会社各社は、事故抑止効果を狙って事故後の保険料を大幅にアップする見直しをしたり、高齢ドライバーが自分の運転技術をチェックできるスマートフォンのアプリを開発したりとサービス提供を進めています。
高齢になるとなかなか周りの意見に耳を傾けなかったり、自分自身の判断力や反射能力を過信したりもします。
自動車保険の加入や更新が、高齢ドライバー自身が冷静に自己分析したり、家族や周りの人も交えて自動車を運転するに当たっての危険性などについて改めて見直す機会になっていけばいいと思います。

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